[らーめん処 華屋@中野新橋]

 地下鉄丸ノ内線・中野新橋駅を出てすぐの場所に「しんばし」と書かれたレトロな柱(親柱と呼ぶらしい)の橋がある。私が住んでいる練馬区のとある場所にも新橋はあるが、それは中野新橋と比べると可哀想なほど質素で、これといった特徴のない橋である。あちこちにありそうな新橋の中で、一番有名なのは、やはり港区の新橋だろうか。すでに橋があった辺りに橋を造り、「新しいから新橋じゃ」という流れは容易に想像がつく。すると古い橋の名前は何だったのか…。新橋の新が付く前だから「橋」という名の橋だったのかも知れません…。前置きがとりとめもなくなってきました。これ以上は新橋研究家のかたにおまかせします。

 中野の新橋は、有名な神田川に架かっている。橋の中程から川下の方を見ると、まるでこの川が西新宿の高層ビル群の中へ吸い込まれて行くように見える。実際はこの先左に曲がり、南こうせつとかぐや姫が唄った「神田川」の舞台だと思われる高田馬場の方向へ流れていくのだが。

 ここを渡って少し歩いたところに、ラーメン店「華屋」がある。あとほんの少し歩くと、大相撲の貴乃花部屋にたどりつく。店頭はご覧のように赤茶色の壁がきれいでインパクトが強い。板看板には「正統流らーめん処」と書かれていると思うが、「正統派」と読んでしまう人も多いだろう。また、決してくぐることができない暖簾がおもしろい。これなら、どんなに客が来ても某店のようになる心配もない(笑)。

 お店に入ると、黒のTシャツに黒の頭巾でお揃いの、若い男女が迎えてくれた。ご夫婦だろうか。注文は、厨房の中に居る、とても人当たりのよい店主にお願いした。カウンター7〜8席と、合計8人分のテーブル席があり、先客が数人、静かに食べていた。フロアも厨房もスペースが確保されている。壁面にはビールやカルピスなどのレトロなポスターを額入りで規則的に並べ、高い天井をうまく生かしている。カウンターの前には、売り物だろう「こいくち醤油(出雲吟醸)」のボトルがズラッと並んでいる。照明は埋め込みミニ電球、BGMはミニコンポのベンチャーズ→賑やかなJAZZ。ベンチャーズのコピーが抜群だった友人のT、元気かな。

 できあがった石垣島塩らーめん(石垣島産天然海塩使用)は、やや小さめの丼に具だくさんのビジュアルだ。スープは熱々、若干塩分濃いめだが、ダシが強く旨い。最初に豚骨、途中から魚介系にバトンタッチした。太めの麺はコシがあり、いい茹で具合でもちもち。出されたときから香っていたメンマがかなり旨い。国産豚肩ロースのチャーシューは、箸で持つとやや待って折れる程度で、臭みなくいい味付け。揚げネギの皮の部分?の舌触りに違和感を感じることがあったり、人によってはしょっぱいと感じるかも知れないこと以外、私ごときにはネガティブな要素を発見できない、美味しい1杯だった。これで\600はお得でしょ。

●文中の直リンク "某店" の写真は、2004年12月に撮影したものです。
 あの暖簾の経年変化を観察されている、特に遠方に住む諸氏への資料として掲載(笑)。Keyword=縒羅莎縛底


●正統流らーめん処 華屋
●住所:東京都中野区本町5-4-7
●丸ノ内線・中野新橋駅改札出て左の新橋を渡り数十メートル行った左側。
 途中にも有名ラーメン店あり。徒歩2〜3分
●営業時間:12:00〜14:00/17:30〜21:30 ●定休日:火曜
※最終更新日から時間が経ちすぎている情報は、信頼性が薄い場合もあります。ご注意ください。


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2005.01撮影 (c)ponko2man


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