
![[うだつ食堂@早稲田]](udatsu1.jpg)
![]() 駅の表示板が立てられるなど、ちょっと遊び心のある店頭。中に入り目の前の券売機を利用すると、和風ファッションの女性が現れ「こちらへどうぞ」と、2人掛けのテーブルにお冷やが置かれる。その方に今買った中華そばのチケットを渡すと、「麺の量、並か大盛り、選べるようになってますがどちらに?」と聞かれたので「並でお願いします」と答える。すると「なみでーす」と、奥の厨房に伝えた。厨房では同じ衣装の若い男性が働いている。ハキハキとした声の連係である。その声に四国地方のイントネーションを感じたが、気のせいかも知れない。ちなみに私は、徳島の人の言葉が結構好きなのだ。 平日の14:30、先客は3組4人。木製のテーブルが5卓と小さなカウンター席が設置された、やや広めの店内。合計で20人分ほどになるだろうか、椅子は全て背もたれのない木製の細いベンチである。メニューを見ると、中華そば600円を筆頭に、青ネギそば700円、肉そば800円、全部入りそば900円、つけ麺650円、全部入りつけ麺950円。以上全て並と大盛りが同額。特大はそれぞれ100円増しとなる。この日はつけ麺が人気だった。 壁面は比較的賑やかである。阿波踊りのフルカラー大判ポスターは当然として、「今週の阿波弁講座」、JR徳島線の鉄道路線図に、1日10便あまりの時刻表など、しっかりと地方色を演出している。照明は直径40cmほどの提灯風のものと、ミニスポットライトが並び、コーナーの小型スピーカーから静かに聞こえるのはJ-POP。壁の液晶モニターは、何故か店前の歩道を生中継。お客さんがポツポツと入ってくる。 このお店は料理が出来上がると、「お待ちどうさまでーす!」(女性)、「はーい!」(男性)と、厨房の中で声を掛け合うのが決まりのようである。常にそうしているようだ。注文から3分ほど経って、私の分らしきそのかけ声が聞こえ、「お待ちどうさまでした」と中華そばが運ばれて来た。赤土色に濁った個性的な見た目だ。豚とおそらく鶏が強く出たスープは濃厚で、とろみの中にコクと甘味があり、とても旨い。中ぐらいの太さで丸い断面のストレート麺は一見柔らかく茹でられているようだが、コシは十分にあり、スープを「ズズズッ」と持ち上げとても旨い。耳を澄ませば、他の人の「ズズズッ」も、同じように聞こえている(笑)。甘めに煮た豚のバラ肉も旨い。その他歯ごたえの良いメンマ、火の通った細いモヤシ、ネギなどが乗る。食べ終わり、地図を見ていた少しの間に、残ったスープの表面が湯葉のような膜になっていた。 身体の芯から温まり満足の一杯でした。濃厚なスープのせいか、目的地の飯田橋に着いた頃にも、上下の唇どうしがペタペタくっつき気味でした(笑)。今度は、玉子(生と半熟から選択)をトッピングして食べてみたいと思います。通っている人も多いんじゃないでしょうか。 ◆ |
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